2023年11月に楽天のポイント制度の大幅な改悪が発表されました。
楽天プレミアムカードは大打撃を受けます。
- ポイント倍率が通常5倍から3倍に減額
- 月間獲得ポイント上限が15000から5000ポイントに下がる
- プライオリティパスの使用制限が年間5回
以上が主な改悪点で、年間86万円です!!
楽天プレミアムカードが楽天カードと同額の還元率4%(3%+プレミアム特典の曜日分で1%)になってしまいました。もはや楽天プレミアムカードの意味はありません。
楽天プレミアムカードの解約はこちら。
(楽天トラベルなどは還元率は変わります)
NISAやiDeCoの投資貯蓄方法、一般的な貯蓄や節税はやはりプロに相談する方がおすすめです。
オンライン相談もあるのでぜひ利用してみましょう。
積立NISAポイント還元率改訂内容
NISAへの投資分の決済を楽天カードなどで行えば還元されるポイントが下記のように変わります。
従来 | 2023年6月積立分より | |
楽天カード | 0.2% | 0.5% |
楽天ゴールドカード | 0.2% | 0.75% |
楽天プレミアムカード | 0.2% | 1% |
ですので、ノーマルな楽天カードでも十分お得に積み立てることができます。
あまり楽天を使わないよという方はこちらの方がお得ですね。
今回の積立NISA改訂はかなり本気度が高いです。
つまり、やらんと将来知らんよという宣言でしょう。
しっかり積み立てましょう。
新NISAの制度はこちらを参照。
楽天プレミアムカードの損益分岐点の計算
楽天プレミアムカードは2023年12月より損益分岐点が86万円です。
- 楽天プレミアムカードのニーサ積立で1%
- 楽天プレミアムカードで楽天利用で4%(SPU3%プレミアムカード特典での楽天市場コース選択で火曜木曜は+1%)
- 楽天カードはニーサ積立で0.5%
- 楽天カード利用で3%(SPU3%)
まず、楽天プレミアムカードの年会費が11000円です。
楽天プレミアムカードはNISA積立が1%なので毎月4万円ずつ積み立てるとすると年間4800円分のポイントをもらうことができます。
一方楽天カードは2400円分のポイントですね。
楽天市場では単純に楽天カード決済でポイント3%、プレミアムカードで6%(2023年12月から3%+曜日分で1%)(プレミアム特典利用)になります。
差額の1%とニーサ積立分の差額で計算すると、年間86万円になります。
もちろん、積立の金額が変わるとさらにお得になります。
が、そもそも1%の差額で11000円分の還元を得るとなると、年間110万円以上の利用でようやくお得になるレベルです。
いくらNISAに突っ込もうとも、正直微妙と言えるでしょう。
NISAやiDeCoの投資貯蓄方法、一般的な貯蓄や節税はやはりプロに相談する方がおすすめ。
一度相談して聞く、聞かないだと大幅に差が出ます。百聞は一見にというやつです。
楽天プレミアムカードの特典
プレミアムカードの特典はお得な特典が多くあります。
・楽天市場でのポイントアップ(5倍)
・各国での有料ラウンジの利用
・選べるポイントアップサービス
・ETC年会費無料
・自動付帯保険
この中で目玉となるのが有料ラウンジの利用と、選べるポイントアップサービス含めた楽天市場でのポイント還元が6倍という2つです。
この2つについて具体的に説明します。
選べるポイントアップサービスとは?
楽天市場コース、トラベルコース、エンタメコースの3つの選択肢があり、それぞれの利用で還元率がさらに+1%になります。
楽天市場コースを選択した場合、火曜木曜は還元率+1%となり、合計で6%の還元を受けることができます。そして、誕生日月ではさらにアップして7%になるようです。
トラベルコースでは楽天トラベルの利用でポイント還元率が2%→3%にアップします。旅行にめっちゃ行く、出張にめっちゃ行くという方向けですね。下記紹介するラウンジ利用に最も相性が良いでしょう。
エンタメコース
楽天TV、楽天ブックスでの利用でポイント還元率が2%→3%にアップします。こちらも利用が多い方向けですね。
ちなみに私は楽天は主に車関係+マキタなどの工具で利用しております。
Amazonと楽天はお店の出し方が異なるので、タイヤなどのでかいものは楽天の方が安かったりします。
マキタの工具関係も楽天の方が安いですね。
何かと大きな金額の場合は楽天の方が安かったりすることが多いので、そこはよくチェックしてみましょう。
有料ラウンジの利用
楽天プレミアムカードは年会費1万円で世界各国のラウンジが利用できます。
この値段でラウンジが利用できるカードは他にはないようですね。
ラウンジ利用に関しては楽天ゴールドカードは年2回までですが、プレミアムカードの場合は回数制限の記述は見当たりませんでした。
年に2回以上旅行行く場合はほぼほぼ楽天プレミアムカードを持っている方が良いでしょう。旅行の保険も付帯されますし、何より空港のラウンジの利用も可能です。
なんといってもプライオリティパスを取得できる魅力はかなり大きいでしょう。
下記でプライオリティパスについて詳しくみていきます。
プライオリティパスとは?
プライオリティパスとは空港の有料ラウンジ利用の会員のことです。
世界各国のラウンジ約1300ヶ所を利用することができるようです。
プライオリティパスにもいくつか種類があります。
スタンダード 99ドル
スタンダードプラス 329ドル
プレステージ 469ドル
この楽天プレミアムカードではなんとプレステージのパスが年会費1万円で手に入ります。
海外出張などで空港利用の多い方には確実におすすめですね。
もちろん世界各国のラウンジ利用なので、多言語のインフォメーションスタッフが24時間対応してくれるそうです。
困ったら利用してみましょう。
ラウンジってどんなとこ?
私は過去1度だけ有料ラウンジを使用したことがあります。
四国旅行の帰りに高知空港で利用しました。
ラウンジは人も少なく、ほぼ個別ブースのようにしきりわけされているのでとても快適に過ごすことができます。
さらには充電コンセントもテーブルもついており、仕事することもできますね。
新型コロナが流行した昨今、人を避けられ尚且つ椅子にも座れるのはかなり大きなアドバンテージかと考えられます。
通常、空港での待ち時間はベンチのような硬い椅子に座らなくてはなりませんが、有料ラウンジの場合はふわふわのソファです(誇張表現)。
さらにはドリンクや食事が無料だったり、シャワーなどがあったりします。
各国の有料ラウンジを簡単に調べましたが、やはりどこも快適で居心地の良い空間が広がっております。
飛行機までの時間をラウンジでセレブ気分で過ごすか、椅子にも座れず立ちっぱで過ごすかを考えたら楽天プレミアムカードは持っておいて損はないでしょう。
プライオリティパスのラウンジ利用以外での特典
なんとラウンジ利用以外でも特典があるようです。
・WITHUのメンバーシップ
レミアム フィットネスアプリのWithU(ウィズユー)のメンバーシップが無料。
年間2万円相当のフィットネスだそうです。
これは有効利用するべきかも知れません。
・スパの利用
Be Relax Spa。
なんとスパも利用できるようですね。
・プライオリティ会員限定のゲームセンター
Game Spaceだそうです。
・空港カフェ・レストランでの事前注文
全米・全英に広がる44の主要空港にある485店舗のカフェやレストランでの事前注文が可能。
アメリカイギリス限定なのでしょうか。日本にも展開されると嬉しいですね。
・免税店舗のオンライン利用
事前にオンラインで購入ができるそうです。
ご出発の数か月前から1時間前までご利用いただけます。
・プライベート送迎
世界各地1,100か所以上の空港で、プライベート送迎サービスを割引料金にてご利用可能。
さすがプライオリティパス、VIPですね。
・レンタカー優待
50,000か所以上のレンタカー営業所で、レンタカーを優遇レートにてご予約可能。
料金にもよりますが、これはこれで便利でしょう。
以上がラウンジ利用以外でのプライオリティパス特典になります。
内容はこちらより引用しております。
まとめ
今回は積立NISAの制度改定に伴い、楽天証券での積立NISA決済時のポイント還元率の変更と、それを併用した楽天プレミアムカードの損益分岐点、使い勝手をまとめました。
ポイントは6月の積立分より変更するようです。
積立NISAをすればするほど楽天プレミアムカードを所有した方がお得になります。
今回は月4万円の積立で、楽天市場で年間86万円以上購入する方は楽天プレミアムカードの方がお得という結果になりました。まあもう持たんでいいんじゃないですかね。
楽天プレミアムカードを持つことで、
世界各国の空港ラウンジを利用できるプライオリティパスのプレステージグレード(一番上)を手に入れられます。
飛行機を乗る機会が多い方にはこれ以上ないってほどおすすめですね。
コメント