タイガーは6月に最新モデルを4台発売しました。
4台の内訳は土鍋圧力IH2台、圧力IH2台です。
今回は以下のポイントについて解説します。
- 最新モデルのバージョンアップ内容
- 最新モデルか型落ちモデルかで悩む時の選定ポイントと私の見解
また、そもそも土鍋圧力IHか圧力IHにするかで悩む人もいるでしょう。
そんな時は生活スタイルに合わせて選ぶのがお勧めです。
はじめに炊飯器の大まかなレベルを紹介します。
土鍋圧力IH vs 圧力IH:その違いと選び方
タイガーは土鍋圧力IH→圧力IH→IH→マイコンの順に炊飯器のレベルが決まっています。
- 美味しさを最重視するなら土鍋圧力IH
- コスパを重視するなら圧力IHまで(IHやマイコンは選ばない)
マイコンから圧力IHに乗り換えたら同じお米とは思えないほど美味しくなって驚いた😅
今回は主に土鍋圧力IHと圧力IHについて紹介します。(IHやマイコンは美味しさが劣ると考えているため紹介しません)
土鍋圧力IHと圧力IHの違い
タイガーと言ったら「土鍋」。大手炊飯器メーカーの中でもタイガーだけが土鍋を使っています。
しかも三重県で有名な「萬古焼(ばんこやき)」を使用する拘り。
↓釜の違いをまとめます
- 土鍋圧力IHはタイガーの最上級グレードで本物の土鍋が使われている(本土鍋)
- 圧力IHは土鍋要素のあるコーティングされた釜が使われている(言わば「土鍋もどき」)
そのため、生活スタイルに合わせて選ぶのが良いです。
- 炊きたての美味しさを重視したい人→土鍋圧力IH
- 「美味しさ・機能面・コスパ」のバランスを取りたい人→圧力IH
店員さんによると、大手炊飯器メーカーの中で「冷凍ご飯にしても美味しい」と言うのもタイガーの持ち味💦
その美味しさは圧力IHの「冷凍メニュー」が担っています。
一方、土鍋圧力IHは炊き立ての美味しさに特化しているため「冷凍メニュー」の搭載はありません。
沢山炊いて冷凍保存する人は圧力IHの方がお勧め✨
今回比較する機種の紹介
今回比較するのは6月発売最新モデル4台とそれぞれの型落ちモデルです。(合計8台)
↓土鍋圧力IH
↓圧力IH
お急ぎの方は気になる機種の比較の部分をクリックするとダイレクトに飛びます💦
では、まず土鍋圧力IHの最高級グレードから紹介します。
土鍋圧力IH:最高級グレードを比較
今回の最新モデルは本土鍋のスペックがパワーUPしました。
そのため、従来に比べ「深い甘みと粒だった弾力性のあるご飯が炊ける!」のがポイントです。
最新モデルJRX-G100と型落ちJRX-T100を比較します。
6月発売最新:JRX-G100 G060(3.5合)/G100(5.5合)
型落ち:JRX-T100
↑楽天やYahooは8万円台で販売中💦この機種はAmazonだけチョイ高い
↓まず、最新と型落ちで共通する本土鍋の特徴は3つ ※特徴で使用した画像は公式より引用
【特徴①】
金属鍋に比べて約4倍の遠赤効果でお米を芯までじっくり加熱し、旨みを引き出す。
【特徴②】
土鍋の底に注目。波紋形状によって土鍋ならではの細かく均一な泡立ちが発生。旨みを閉じ込め弾力のあるご飯が炊ける。
【特徴③】
表面6層コート仕上げの内なべフッ素コーティング。お米の粘りと甘みを引き出す。
↓そして最新モデルでパワーUPした本土鍋の特徴が2つ ※画像は公式より引用
蓄熱性の高い火山灰(シラスバルーン)を新採用。圧力IHとも相性が良く、甘みと粒立ちがUP。
本土鍋に塗布する「釉薬」を新開発。さらに遠赤効果を高めた。ふっくらで弾力のあるご飯を実現。
この2点がパワーUPしたことで、以下のデータが得られました。(公式HPより引用しお伝えします)
- JRX-G100の方が甘みのもとである還元糖をより引き出せた
- 最新 JRX-G100:64mg
- 型落ち JRX-T100:59mg
- JRX-G100の方が粒感(弾力性)をより引き出せた
- 最新 JRX-G100:6716.9J/mA3
- 型落ち JRX-T100:5802.88J/mA3
美味しさがUPしたことはこのデータを見れば確認できますが、
カタログ上では最新も型落ちも「本土鍋・表面6層コート・波波紋・土鍋遠赤」と記載され、
パッと見、本土鍋がパワーUPした点を把握するのが難しくなっています😅
甘みと粒感がUP!した以外は、最新モデルと型落ちの違いはほぼ無い※カタログ、公式HPで確認済み
↓型落ちモデルの特徴について少し紹介しておきます。
JRX-T100はタイガー炊飯器の100周年モデルで、2023ー2024年家電大賞グランプリを受賞した炊飯器です。
6月に最新JRX-G100が発売されたことで多くの店舗で価格が下がり、
楽天やYahooでは8万円台で販売されています。(公式販売価格:14万3000円)
スマホ連携ができる点がクチコミで高評価でした!※最新モデルでもスマホ連携可能
結局どっちがお勧め?
最新モデルは、本土鍋のスペックがUPしたことで「甘みと粒感がUP」したのは事実です。
美味しさを最優先にするならデータがある以上、最新モデルJRX-G100を選ぶべきなのでしょう。
ですが・・・!ぶっちゃけこの違いを己の舌で感じ取れるかがポイントだと思うのです。
だって、かなり念入りにカタログや公式HPと睨めっこしましたが、これ以外に大した違い無いですもん😅
私としては、果たして自分の味覚でこの違いを見破れるのか!と言う気持ちになってきます。
味覚に自信あり!甘みと粒感UPを感じたい!って人は最新モデル
↓最新モデルのお得な購入先
公式オンラインショップでは14万3000円ですが、
- 楽天では最新モデルでも既に11万円台で早くも販売
- Yahooは「ふるさと納税返礼品」での販売が多く30万円台と割高😅
- Amazonはまだ販売している店舗が少ない(ほぼない)
最新モデルは楽天がお勧め
次に型落ちですが、6月までタイガーNo.1機種で「家電大賞グランプリ」も受賞しているこの機種は、美味しさはお墨付きです。
型落ちとなって価格が下がるならむしろ狙い目。
コスパを考えて「型落ち」にするのもアリ!
↓型落ちモデルのお得な購入先
公式オンラインショップでは13万7500円ですが、
- 楽天やYahooでは8万円台で販売
- Amazonは公式よりは安いですが12万円台で販売
型落ちは楽天やYahooがお勧め!
最高級グレードの比較は以上です。次は一個下のグレードを解説します。
土鍋圧力IH:セカンドグレードを比較
セカンドグレードの最新モデルJPL-T100と型落ちJPL-H100を比較します。
6月発売最新:JPL-T100 T100(5.5合)
型落ち:JPL-H100
↓最新モデルになってバージョンアップしたのは1点
土鍋の性質状、今まで偶然おこげができることはあったが、今回、メニューとして「おこげ選択」が新しく搭載。(白米・炊込みのみ)
※公式より画像引用
それ以外は、本土鍋のスペック・機能面・保証内容・デザインは変わりません。
結局どっちがお勧め?
「おこげ選択」搭載された以外は、最新モデルと型落ちの違いはほぼ無い
ですが、価格差は約6万円。
おこげに興味が無い人は型落ち一択 それ以外に違いが無いので😅
↓
せっかくならお焦げも味わいたい!と言う人は最新モデル
↓
セカンドグレードの選択ポイントは「おこげ」に魅力を感じるかで決めるとグッド😁
土鍋圧力IHの紹介は以上です。次は圧力IHの紹介です。
圧力IH:上位グレードを比較
炊飯器のスペックは土鍋圧力IHの方が格上ですが、コストを抑えつつ機能の充実を図るなら圧力IHもお勧めです。
圧力IH上位グレードの最新モデルJRI-A100と型落ちJPI-X100を比較します。
6月発売最新:JRI-A100 A100(5.5合)/A180(一升)
型落ち:JPI-X100
↓最新モデルになってバージョンアップしたのは3点
- 1つ目:加熱方法が土鍋圧力IHと同様の多段階圧力になった
今までは大小2つの圧力ボールで圧力を調整していた。(可変W圧力)最新モデルは圧力ボール無しで段階的に圧力が調整できる。
※公式より画像引用
- 2つ目:圧力をかける方法が変わったことで、内蓋がボールレスフラットに変更
最新モデルはお手入れ点数が2つに減った。さらに、フラットな内蓋になり格段に洗いやすくなった。(内蓋の凹凸や圧力ボールがなくなった為)
※公式より画像引用
最新と型落ちはどちらも「遠赤9層土鍋かまどコート釜」(本土鍋の次に良い釜)
- 3つ目:3段階の炊き分け機能が追加
最新モデルは(しゃっきり・標準・もっちり)から調整可能。
↓機能の使い分け
- しゃっきり→「すし・カレー・チャーハン」相性◎
- もっちり→「お弁当・おにぎり・和食ご飯」相性◎
では、選定ポイントをまとめます。
結局どっちがお勧め?
上位グレードの最新モデルは以下3点がパワーUPしました。
- ①最新は圧力ボール無しで段階的に圧力が調整できる
- ②最新はお手入れ点数が2つに減り、フラット内蓋で洗いやすくなった
- ③最新は3段階の炊き分け機能が追加(しゃっきり・標準・もっちり)
+αで解説すると、
- ①は圧力IHよりさらにグレードが上の土鍋圧力IHと同じ圧力のかけ方
- ③は炊き分け機能が追加され炊飯メニューが選びやすくなった
- 例)型落ちの「すし・カレー」は最新では「炊き分け機能のしゃっきり」を選べばOK
↓炊飯メニューの詳細です
以上のことから、選定ポイントをまとめます。
洗い物が面倒な人は毎日のお手入れ点数が少ない最新モデル
↓
最新と型落ちの価格を比べると約4万円。
コスパを考えるなら型落ちモデル
↓
私としては安さよりも毎日のお手入れ負担が減る、最新を選ぶな〜😅
圧力IHの上位グレードは以上です。最後に圧力IHのセカンドグレードを紹介します。
圧力IH:セカンドグレードを比較
一個下のグレードの圧力IH最新モデルJRI-B100と型落ちJPA-Z100を比較します。
6月発売最新:JRI-B100 B100(5.5合)B180(一升)
型落ち:JPA-Z100
↓セカンドグレードの圧力IH最新モデルがバージョンUPした点
- 加熱方法が多段階圧力にレベルUP
- お手入れ点数が2点に減少
- 3段階の炊き分け機能が新たに追加
最新と型落ちはどちらも「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」(タイガーの中で3番目に良い釜)
3段階炊き分け機能が追加になったことで、炊飯メニューや機能面で違いが出てきました。
↓最新モデルでは不採用になったメニュー
- 「極うま」「すし・カレー」「麦めし」がなし
- 50銘柄に対応していた「銘柄炊き」が非対応
- スマホ連携が非対応
型落ちはスマホ連携が口コミで評価されていたのに最新モデルでは非対応💦
↓最新モデルで追加されたメニュー
- 炊き込みにおこげバージョンが追加
- 玄米GABAが追加
- 「少量炊き」に加えて「少量高速」が追加(1合が約17分で炊飯)
では、選定ポイントをまとめます。
結局どっちがお勧め?
セカンドグレードでパワーUPした点は上位グレードの最新モデルとほぼ同じです。
ですが、炊飯メニューで削られた機能が多かったですね。※上の「最新モデルでは不採用になったメニュー」を参照
価格差は約5000円。
そのため、以下のポイントで選ぶと良いでしょう。
洗い物が面倒な人は毎日のお手入れ点数が少ない最新モデル
↓
スマホ連携や銘柄炊きに魅力を感じるなら型落ちモデル
↓
圧力IHのセカンドグレードは以上です。
私としてはどんなにコストカットしたくても、この機種(圧力IH)より下は選びません。
炊飯器のレベルが下がるぶんIHやマイコンは価格が安くなりますが、
コストカットするために美味しさまで切り捨てては勿体無いです。
- 美味しさを最重視するなら土鍋圧力IH
- コスパを重視するなら圧力IHまで(IHやマイコンは選ばない)
では、各グレードの選定ポイントを箇条書きでまとめます。
まとめ
↓最高級グレード(土鍋圧力IH)
- 味覚に自信あり!甘みと粒感UPを感じたい!って人は最新モデル(JRX-G100)
- コスパが良く、家電大賞グランプリ受賞炊飯器が良い人は型落ち(JRX-T100)
↑楽天やYahooは8万円台で販売中💦この機種はAmazonだけチョイ高い
↓セカンドグレード(土鍋圧力IH)
- せっかくならお焦げも味わいたい!と言う人は最新モデル(JPL-T100)
- おこげに興味が無い人は型落ち(JPL-H100)
↓上位グレード(圧力IH)
- 洗い物が面倒な人は毎日のお手入れ点数が少ない最新モデル(JRI-A100 )
- コスパを考えるなら型落ち(JPI-X100)
↓セカンドグレード(圧力IH)
- 洗い物が面倒な人は毎日のお手入れ点数が少ない最新モデル(JRI-B100)
- スマホ連携や銘柄炊きに魅力を感じるなら型落ち(JPA-Z100)
なお、今回紹介した最新モデルは全て2024年6月21日に発売された最新モデルです。
型落ちになると価格が下がるメリットがありますが、生産終了により在庫が限られる場合もあるため、早めの検討がお勧めです。
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