象印の炊飯器は、保温機能に特化していることをご存知ですか?
店員さん曰く、たくさんの炊飯器メーカーの中でも保温機能機能に特化しているのが象印!
カタログと睨めっこしても、あまり深掘りされていないので初耳の方も居ますよね。有益情報と合わせてお伝えします。
象印の炊飯器の中でも「圧力IH炊飯ジャー」という1番高スペックな商品分類のうち、上位5つの機種に限定して「保温機能」を使用しても美味しい秘密を紹介します。
購入はAmazonが特にお勧め!店舗よりもかなり安い!
【今回紹介する上位5つの機種】
表の見方
- ★の数→メーカーが公表している『美味しさ目安』
- 上・中・下→象印の中でも上位5つの機種をランク別に3つに分類
- ◎→ランク内の中で1番高スペックな炊飯器。
- ⚪︎→ランク内で2番目
↑私が購入したのはこちらの機種!中位2番目の機種!
なぜこの機種にしたかは下の記事にまとめました!
↓5つの機種の保温機能以外の基本的なスペックや機種ごとの違いはこちらをチェック!
自分が象印向きなのか簡易チャートでチェック!
保温が得意なメーカーは象印
実は、最もお勧めするご飯の保存方法は「冷凍保存」。
特に、炊き上がってすぐのお米を冷凍保存するのがベスト。お米からの水分の蒸発を防ぎ、温め直しても美味しさを保つことができます。
とは言っても・・・ついつい便利で使っちゃうのが保温機能。でも、保温したご飯が美味しくない・・・という経験がある方は象印の炊飯器でQOL爆上がりしちゃいましょう!
店員さんも「保温が多いなら、象印が断トツでお勧め!」とゴリ押しでした!
炊飯器において最も重要なのは「保温機能」。
象印の炊飯器は保温に特化した内蓋・釜・機能があるから美味しさがキープされる!
保温ご飯が美味しくない4つの原因
象印の技術力の凄さを知るには「なぜ保温ご飯は美味しくないのか」という点を押さえておくと良いです。
ご飯が最高に美味しいのは、やはり「炊き立て」。炊き上がったご飯は時間と共に劣化し風味が落ちて黄ばんで匂いが発生したり、食感がベチャついたりパサパサになってしまったり・・・。
【保温ご飯が美味しくない4つの原因】
ベチャつく原因
保温すると、炊飯器の内側に露が溜まり、露がご飯に落下して水分を含みすぎてしまいベチャベチャする
パサパサする原因
保温している時間が長いほど、ご飯の水分が抜けていく
ご飯が黄ばむ原因
保温中、ご飯に含まれるアミノ酸と糖が反応して黄色くなる成分が発生。黄ばんでみえる
匂いが発生する原因
保温時間が長いと菌が繁殖しはじめて匂いがする。衛生的にも良くない
だから余ったご飯は劣化する前の冷凍が推奨されていて、保温は劣化に拍車をかけていくことが問題でした。一般的には保温時間のリミットは約12〜24時間。※メーカーや機種によって保温可能時間は異なります
しかし!象印はこれらの原因をカバーして炊き立ての美味しさをキープできるようにしたのです!
美味しい秘密をチェックしよう!
象印の保温機能が得意な秘密! 店員さん直聞き有益情報 5つ!
象印の炊飯器は保温に特化した内蓋・釜・機能があるから美味しさがキープされる!
美味しい秘密:①吸水機能付きの内蓋が標準装備で全機種搭載!
象印の内蓋は余分な水分を落下させない、吸水機能付きの内蓋になっているのが特徴
さすが!保温に特化しているメーカーだけあって、もともとの内蓋の作りが露を落下させない形状になっている!
しかも、象印の炊飯器は「上・中・下」と価格に応じたスペックの差はあれど、この吸水機能付きの内蓋は全機種に搭載しています。
カタログをみても「吸水機能付き」という文言は無いですが、象印が保温が得意な理由として真っ先に店員さんが教えてくれたのが内蓋の形状でした!この点は店員さんの押しポイントでした!
標準装備だからこそ、記載していないのかな?
もっとアピールすれば良いのに!と個人的にはすごく思います!
上位ランクの機種がコスト的に厳しくても、ベチャつくご飯と「さよなら」できますね。
※ランクによって底ヒーターの配置等や内釜の形状・材質が違うので、内蓋の形状は多少異なります。吸水機能は全機種付いている!と言っていました!
内蓋の吸水機能に驚いた実体験
スペックに拘らず、安さだけを求めて9年ほど前に象印の安い炊飯器を買いました。
内蓋がディンプルアルミで蓋を開閉するたびに露が落下してしまいご飯がベチャつくので、今回9年ぶりに炊飯器を買い替えて驚き!
今回購入したのは中位⚪︎の機種。内蓋のスペックとしては『アルミ』で上位機種にはやや劣りますが、全く、お露がご飯に落下していない!べちゃついたご飯が炊けるなんてことはなく内釜の周りにもお露が滴らないのでとっても嬉しい☺️
【中位機種:⚪︎】
標準装備を押さえたところで、ランクの差による内蓋のスペックをみていきます。
ランクごとの内蓋のスペックの違い
内蓋の材質に注目です。
うまみプラスプラチナコートとプラチナコートの違い
- うまみプラスプラチナコートとは、遠赤外線+プラチナナノ粒子でご飯の甘み成分の1つである還元糖と旨み成分の1つであるアミノ酸を引き出す。
- プラチナコートとは、ご飯の甘み成分(還元糖)を引き出す。
「うまみプラス」の方が甘みと旨み両方引き出して、更に美味しく食べれるね!
美味しい秘訣:②お釜
内蓋と同様に内釜も、うまみプラスプラチナコートやプラチナコートを採用している機種があります。
保温することでご飯の風味が落ちやすいという点はお釜のスペックによっても違ってきます。
象印のお釜はこの他にもランクごとに材質や形状にも違いがあり、それぞれに拘りをみせています。
↑こちらの記事でチェック!
ランクごとの内蓋と内釜の特徴:まとめ
内蓋と内釜の特徴を機種ごとにまとめました。
【上位機種:◎】
- 内蓋:うまみプラスプラチナコート
- 内釜:うまみプラスプラチナコート
さすが象印No. 1機種!
唯一この機種だけが内蓋と内釜両方にうまみプラスプラチナコートを使用!
【上位機種:⚪︎】
- 内蓋:プラチナコート
- 内釜:うまみプラスプラチナコート
内釜にうまみプラスプラチナコートを使用し、旨味と甘みを引き出せるのは上位ランクまで💦
【中位機種:◎】
- 内蓋:プラチナコート
- 内釜:プラチナコート
両方ともプラチナコート!甘みを引き出せる仕様!
【中位機種:⚪︎】
- 内蓋:アルミ
- 内釜:とくに特化した作りにしていない(プラチナコート等の記載なし)
この機種と下位の機種の違いは内釜の外側に鉄器コートを使用している点が違うよ!
鉄器コートがある方が美味しく炊けるよ!
【下位機種:◎】
- 内蓋:アルミ
- 内釜:とくに特化した作りにしていない(プラチナコート等の記載なし)
炊飯器自体のスペックはこの機種までが上の4つの機種と同じ「圧力IH炊飯ジャー」。
この機種より下は「IH炊飯ジャー」となり、更に内釜や内蓋のスペックも下がります。
美味しい秘密:③3種の保温設定
上位と中位機種の保温設定は「極め保温」・「高め保温」・「保温なし」の3つです。
下位機種以降の保温設定は「うるつや保温」・「高め保温」の2つです。
- 「極め保温」と「うるつや保温」は名前は違いますが得られる効果は同じ。ご飯の劣化を防ぐ時間のみ異なります。上位・中位機種は40時間、下位機種は30時間。※下位機種以降の機種は最低で24時間です。
- 「高め保温」は全てのランクで同じ効果で搭載されています。
- 「保温なし」は上位と中位機種のみに搭載している機能。炊き上がる前から「保温をしない」という選択が可能です。炊き上がったら、余分な露をおさえるために内蓋セットをしばらく加熱します。本来、保温をすぐに切ってしまうと蒸気が露となってご飯に落下しベチャついたご飯になることがありますが、内蓋セットを加熱することで露の落下を防げるという点が魅力です。
※「保温なし」が終了するとブザーが「ピー」と鳴り保温ランプが消灯します。内蓋セットの加熱が終了すると露がご飯の上に落下するようになるので、「保温なし」が消える前に茶碗に移したり冷凍保存に切り替えてください。
↑保温をせずに食べ切る方や、冷凍ご飯にする方などにお勧め!
下位機種には「保温なし」という機能は無いので、炊き上がったご飯は自動的に保温に切り替わります。自分で「取り消し」をすれば保温は解除されます。
保温機能を上手に使い分けることで、炊き立ての美味しさをキープできます。
ベチャつき・パサつき・黄ばみ・匂いとサヨウナラ!美味しいご飯がたべられる!
美味しい秘密:④あったか再加熱
あったか再加熱は全てのランクに搭載されている機能です。
あったか再加熱とは、ご飯の鮮度キープに最適な保温温度から、食べて美味しい温度に再加熱をすることでご飯の温度を調整する機能。
少量のご飯の再加熱の場合は茶碗1杯あたり大さじ1の打ち水をしてほぐしてから釜の中央に盛るとご飯の乾燥が防げます。
美味しい秘密:⑤保温見張り番 ブザー機能
保温見張り番は上位機種と中位機種のみに搭載されている機能です。
保温見張り番とは、「ほぐし忘れ報知ブザー」と「外蓋閉め忘れ報知ブザー」の2つのブザーが搭載。※ブザーはサイレントも可能
- 「ほぐし忘れ報知ブザー」炊き上がってすぐにご飯をほぐさないと、約10分後、40分後、70分後にブザー(「ピピッ」×2回)が鳴ります。
- 「外蓋閉め忘れ報知ブザー」保温中に外蓋が開いたままの場合、約5分後にブザー(「ピピッ」×2回)が鳴り、その後3回ブザーが鳴ります。乾燥や温度の下がりを予防します。
ご飯をほぐすことは余分な水分を逃し、ご飯のかたまり・べたつき・焦げを予防し美味しいご飯の状態で保温ができる1つの工夫です!ブザーでお知らせは嬉しい!
まとめ
いかがでしたか?象印は内蓋や内釜、保温に関する複数の機能によって炊き立ての美味しさをキープできる仕組みがありました。
保温に特化しているメーカーは象印! 店員さんも激推しポイントでした!
美味しさ目安を最後に振り返ります。
★の数が多い方が美味しいよ!
いろんな違いがランクごとにありますが、メーカーさんが打ち出したこの『美味しさ目安』が最後の決めるポイントではないでしょうか?
ちなみ、私が以前使用していた機種はもはやカタログにも掲載されないほど前の機種になってしまいましたが、おそらく美味しさ目安は星1★。それが★4までこの度上昇!今はめちゃくちゃ美味しくたべれています!
購入はAmazonが特にお勧め!店舗よりもかなり安い!
【上位機種】
◎:★★★★★★★
⚪︎:★★★★★★
【中位機種】
◎:★★★★★
⚪︎:★★★★
私が購入した機種↑
【下位機種】
◎:★★★
↓今回紹介した5つの機種を「保温機能」以外のスペックで比較。
中位機種:⚪︎にした決め手もコチラで紹介!
『わが家炊き』の新機能もほんとにお勧め!
↓私が選んだ機種と決め手についてこちらで紹介しています。
↓大手炊飯器メーカー4社で炊飯器の特徴を比較。
象印以外にも、タイガー、パナソニック、東芝で比較。
自分にあったメーカー選びの参考になるよ!
↓オーブンレンジはこちらがお勧め
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